- Honda NR Challenge Part3
「NR250 TURBO 4スト長円250ターボで2スト500に勝つ!」
1985年の世界GPといえば、フレディ・スペンサーが500と250の両クラスでダブルタイトルを獲った年。ところがHRCは、世界最高峰クラスを制覇したマシン=NSR500とは別のクルマも開発していました。それが「NR250ターボ」だったのです。NRを何とかしたいという技術者たちの思いのもと、リッター600馬力以上で打倒2スト500を狙う――。そんなホンダマンの奮闘を克明に紹介しています。
「量産エンジン技術のNRで新750を」
NR250ターボに続いて技術者たちが着手したプロジェクトは、量産化を視野に入れた750車の開発でした。二輪レース界で一般的に知られているそれは、1987年のル・マン24時間に出場したNR750。しかし、実はこのクルマの前に「NNR750」というが存在していたのです。ターゲットは'86年のアメリカはデイトナ200マイル。スプリントレーサーとして企画された幻のプロジェクトを追います。
「インタビュー:福井威夫」
一連のNR特集の完結編を作るにあたり、この人のインタビューなくしては形になりませんでした。福井威夫さん。NRプロジェクトの開発総責任者にして、のちにホンダの社長となった人。「レースで培うのは熟成技術。革新技術とレース実戦は相容れない」――。40年以上前の話をまるで昨日のことに快活に語った福井さんの言葉の数々は、巻末の6ページに渡って展開しています。
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