- 21世紀はじめてのシーズンが開幕。’00シーズンの王者ケニー・ロバーツJr.に対抗するのは、同年500cc
デビューを果たし、いきなりランキング2位を獲得した期待の新星バレンティーノ・ロッシと、ランキング3位のマックス・ビアッジ。彼らイタリア人ライダー同士のライバル争いにも注目が集まる。
そのロッシは開幕戦から圧倒的な速さを見せ、3連勝を飾る。第5戦のイタリアGPこそ転倒リタイアによりノーポイントであったが、第6戦以降も次々と勝利を重ね、念願の最高峰クラスチャンピオン獲得に向けポイントを加算していく。
一方で王者ロバーツJr.はシーズンを通して苦戦を強いられる。第12戦のバレンシアGPで3位を獲得したのを最高位に、この年のランキングは11位と低迷。さらに、ロッシのライバルとされるビアッジも、ロッシの圧倒的な速さの前になす術なく完敗する。
最終的にロッシは年間11勝を挙げ、500ccクラス最後の王者に輝いた。これはミック・ドゥーハンの1シーズン12 勝に次ぐ大記録であり、新たな絶対王者の到来を予感させるに充分なものだった。また、日本人ライダー中野真矢が500ccクラス初参戦ながら9回のフロントロウを獲得し、ランキング5位の活躍をみせた。
(日本人ランキング:中野真矢5位、阿部典史7位、宇川徹10位、芳賀紀行14位、青木治親17位、他)
R-1 日本/鈴鹿
R-2 南アフリカ/ファキサ・フリーウェイ
R-3 スペイン/ヘレス
R-4 フランス/リ・マン
R-5 イタリア/ムジェロ
R-6 カタルニア/バルセロナ
R-7 オランダ/アッセン
R-8 イギリス/ドニントンパーク
R-9 ドイツ/ザクセンリンク
R-10 チェコ/ブルノ
R-11 ポルトガル/エストリル
R-12 コミュニティ・オブ・バレンシア/チェステ
R-13 パシフィック/もてぎ
R-14 オーストラリア/フィリップアイランド
R-15 マレーシア/セパン
R-16 リオ/ジャカレパグア
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