- 日産とトヨタというふたつの日本の自動車メーカーが挑み、その2社がもっとも勝利に近づいていた1990年のル・マン24時間レースを特集します。 日産は1986年にル・マン初出場を叶え、89年にはトップ争いも展開。この90年は必勝体制を築いて5台のマシンを送り込み、初優勝への機運も高まっていました。また2018年以降の近年では「常勝」メーカーとなったトヨタは、85年に本格的にル・マンへと参戦するようになってから苦戦が続いていたものの、89年になると同年の優勝車であるザウバー・メルセデスと互角のスピードを披露しました。しかし、実際に優勝したのは1988年のウイニングマシンを熟成させていたジャガーだったのです。ではなぜ、日産&トヨタはまだル・マンを制するに至らなかったのか。優勝したジャガーはどこが優れていたのかなど、日本のみならず世界的にもハイボルテージグループCとも言えた「グループCカー世紀の一戦」を検証・解説します。
特集
1990年ル・マン24時間レース
──日産とトヨタ、10の誤算
はじめに
本当に主役だったのか?
日産とトヨタ、“勝負”の一戦までの歩みを振り返る
1990年ル・マン24時間レース前史
1990年第58回ル・マン24時間
Race Report
天敵メルセデス不在、日本車を一蹴した12気筒ジャガー
横綱相撲
関係者証言で浮かび上がった日産&トヨタ、10の誤算
勝ち筋なし──
外国人ドライバーが見た1990年の日産陣営
インタビュー
マーク・ブランデル
ジャガーのキーマンが語る自陣とライバル
インタビュー
マーティン・ブランドル
現存車マシンギャラリー
NISSAN R90CP YHP #24×TOYOTA 90C-V MINOLTA #36
マシン比較│元・日産グループCカーエンジニアに訊くジャガー vs 日産&トヨタ
Looking Back リザルトに見る物語 第30回
1990年WSPC第9戦メキシコ・シティ
if─もしも日産とトヨタが1991年のル・マンに出場していたら─
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