- 不整合
セナプロ対決、中嶋悟&鈴木亜久里の活躍、ホンダの快進撃──1990年当時、日本はF1ブームの真っ只中。その中で「主役」ではないものの、異彩を放ちファンの心を掴んだ色がある。『レイトンブルー』と呼ばれた特徴的なカラーをまとったレイトンハウスは、確実にあの時代を象徴する名脇役的存在としてF1グランプリを盛り上げた。マーチを前身とするレイトンハウスは、のちに「空力の鬼才」と呼ばれる若き日のエイドリアナ・ニューウェイが在籍し、非力エンジンながら彼が開発した空力マシンで、時折トップチームを追い立てるレースを見せていた。ただ、90年のレイトンハウスを取り巻く環境はお世辞にもいいとは言えず、内部で問題勃発。そんなチーム状況を反映するかのように90年型CG901は、施設の不備が原因で空力的に神経質なクルマとなってしまい、その責任をとらされチームを追われるニューウェイ。それを機にチームの崩壊が始まっていくが、あまりに根深すぎる問題がその裏にはあった──
CONTENTS
002-003 The Sensitive Monster──Prologue
006-013 良くも悪くも時代の最先端──CG901 Gallery
014-019 沈んで、上がって、彷徨って その生き様、つかみどころなし!──Flash Back
020-025 “魔”のサウザンプトン──エイドリアン・ニューウェイ インタビュー
026-029 「可能性が潰えて悔しい」──グスタフ・ブルナー インタビュー
030-039 CG901 Variations──レースごとの仕様とモディファイ
040-043 天才が去り、志が消えた日──ティム・ホロウェイ インタビュー
044-049 「早まるんじゃない!」──アンディ・ブラウン インタビュー
050-055 才能の遺産と敵意の嵐──クリス・マーフィー インタビュー
056-057 「踏襲できるものは何もなかった」──ジョック・クレア インタビュー
058-065 CG901 Detail File──マシンの細部を探る
066-071 JUDD 優勝まであと数マイル──小さなエンジンビルダーの孤愁 ジョン・ジャッド/スタン・ホール
072-073 4強の次は狙えた──スパで見せた速さの意味
074-077 痛恨の1990──イアン・フィリップス インタビュー
078-083 足りなかったプロフェッショナリズム。──安川 実インタビュー
084-085 二度と戻らない、あの熱気の色──GP Car Column
086-091 変えられなかった未来──イワン・カペリ インタビュー
092-094 限られた絶対性能。──マウリシオ・グージェルミン インタビュー
095 CG901全戦績
096-097 イメージは「決戦の舞台」──GP Model Story #42
098 次号予告
099 Epilogue
先行予約受付中!
※こちらの商品は予約商品です。商品の発送は発売日より順次行います。
※他商品と同時購入(予約商品同士の組み合わせも含みます)の場合は、同一梱包にて、もっとも発売日の遅い商品に合わせての発送となりますのでご注意ください。
※発売日の違う予約商品を複数ご注文される場合は、必ずそれぞれを個別に注文して頂けますようお願いいたします。
(同じカートに入れた場合は、発売日の遅い商品に合わせての同一発送となります)
= 税込1,000円以上購入で送料無料 = 三栄オフィシャル通販