- 電撃移籍の原田哲也が駆ったアプリリアRSV250
~血燃ゆる情熱の黒い弾丸~
決別のイモラ
永遠ではなかった原田哲也とヤマハの関係
「原田哲也、ヤマハから離脱」「残りのレースは参戦取り止め」――。
1996年のシーズン途中に舞い込んできたそのニュースは衝撃だった。
いったいあの年、あのとき両者の間に何があったのか。
アプリリアの話をする前に、いまもう一度'96年のことをひも解きたい。
アプリリアRSV250 TECHNICAL REVIEW
“Not like Japanese”
モノ作りは「フィロソフィー」=「テクニカルエモーション」ありき――。
RSV250の開発を手掛けたヤン・ウィットベン。
歴戦の日本製サラブレッドたちを相手に
周囲の予想をはるかに上回るスピードで肩を並べ、
やがて抜き去っていった。
Tetsuya HARADA
孤高のヒーロー、その視線の先
筑波サーキットを拠点にしていたレース好きの少年は、
その非凡な才能を徐々に開花させると、
国際A級昇格と同時にいきなりファクトリーライダーとなった。
やがて日本を制すると、世界も極めた原田哲也。
勝負の世界が好きで、
勝つことだけを目指して貪欲に走ってきた孤独の勝者は、
いま何を思う。
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