- 2004~2015年スーパーGTにおいて日産GT-Rを6回のシリーズチャンピオンに導いた総監督、柿元邦彦氏の自叙伝。
同氏はエンジニアとして、マネージャーとして、あるいは監督として日産のモータースポーツを50年間支えてきた。
その経験から、モータースポーツの本質と意義を語る。仕事の進め方や欧米文化の壁など、クルマという工業製品と、レーシングチームという多くの人間が分業するシステムを操り、戦うモータースポーツだからこそ得られる学びがそこにある。
柿元邦彦氏の自叙伝
自動車メーカーにとってのモータースポーツ/戦うは千種なり。
スーパーGT年間プロセスと監督の責任範囲/「天・知・人」モータースポーツにおける勝利の条件/スーパーGT総監督という仕事/人生で大切なことはすべてモータースポーツから学んだ/モータースポーツの独自考察/追浜からニスモへそして再び追浜へ。
技術開発の取り組み/モータースポーツのこれから30年への提言/多様化する時代に結果を出す/老兵は死なず。ただ戦場に立ち続けるのみ(四六判・全296ページ)
柿元邦彦
Kunihiko Kakimoto
1945年鹿児島生まれ。
鹿児島大学工学部機械工学科卒業後、日産自動車に入社。モータースポーツを担当する特殊車両部にて、ラリー・レース仕様エンジンや車両開発に従事。
世界ラリー選手権のサファリラリー、RACラリー、1000湖ラリー等にエンジニアやマネージャーとして参戦。
その後ニスモ(ニッサンモータースポーツインターナショナル・)へ出向、日産の次長、部長を経て再びニスモへ転籍。
2004年~2015年ニッサン系レーシングチームの総監督を務めルマン24時間レース総合3位、スーパーGTのシリーズチャンピオン獲得率5割の実績を残す。この間2008年から東海大学工学部教授も兼務し、日本自動車連盟や自動車技術会でモータースポーツ行政に関わる要職にも就いた。
2008年にニスモ常務取締役を退任しスーパーバイザーを経て現在アンバサダーを務める。
= 税込1,000円以上購入で送料無料 = 三栄オフィシャル通販