- 2020/21シーズンのプレミアリーグはかつてないほどに予測不能なリーグになっている。
原稿執筆時点で既に9チームが首位に立つ(暫定を含む)という大混戦なのだ。
かつて「BIG6」と呼ばれる強豪クラブ(マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシー、トッテナム・ホットスパー、アーセナル)とその他のクラブの間には、簡単には埋められない実力差が存在したものの、近年はBIG6以外のクラブたちが急速に力をつけ始めたため、上位陣と下位陣の実力が均衡してきている。しかし、今季の大混戦の要因は、単純な戦力の拮抗だけではない――(はじめにより)
本書は、今季のプレミアリーグの全チームを追っている筆者が、プレミアリーグの「今」に焦点を当てながら、選手の特徴、戦術面、クラブの歴史や文化、土地柄など、様々な観点から全20クラブのもっとも魅力的な側面をピックアップしてお伝えする。
また、特別企画として、豪華ゲストと著者の対談も収録した。
熱狂的スパーズファンの“東大王"伊沢拓司さん、レスター・シティでプレミアリーグ優勝を達成した日本代表FW岡崎慎司選手、英国出身のサッカージャーナリスト・ベンメイブリーさんと、いずれも熱量の高いプレミアトークを繰り広げている。
プレミアリーグの沼にハマった著者、渾身の書下ろし。プレミアリーグファンはもちろん、サッカーファンにも広くおススメしたい一冊だ。
BIG6だけじゃない!
プレミアリーグがかつてない大混戦に。
●序章 プレミア戦国時代の幕開け
●第1章 BIG6の“現在地"
世代交代に成功。まだまだ黄金期は終わらない
マンチェスター・シティ
勝利への貪欲な姿勢で、黄金期の強さを取り戻した マンチェスター・ユナイテッド
少年漫画の主人公のような「逆境力」が魅力
リバプール
無慈悲な強さが最大の魅力
チェルシー
真のビッグクラブへ、今まさに進化のとき
トッテナム・ホットスパー
若き才能にフルベットで暗黒期脱出!?
アーセナル
特別対談
熱狂的スパーズファン
″東大王″伊沢拓司×内藤秀明
「スパーズはタイトル以外のすべてがあるクラブ」
77
●第2章 個性派ひしめくBIG6の監督たち
新たな概念を生み出し続けるサッカー界の革命家
ペップ・グアルディオラ監督(マンチェスター・シティ)
もっと評価されるべき? 赤い悪魔を率いるベビーフェイス
オーレ・グンナー・スールシャール監督(マンチェスター・ユナイテッド)
人間味にあふれた最高のリーダー
ユルゲン・クロップ監督 (リバプール)
苦しんだレジェンドから、稀代の戦術家へ託されたバトン
フランク・ランパード監督→トーマス・トゥヘル監督 (チェルシー)
世界一の名将が挑む「再下克上」
ジョゼ・モウリーニョ監督 (トッテナム・ホットスパー)
名将たちの要素を吸収した「次世代の名将候補」
ミケル・アルテタ監督 (アーセナル)
特別対談
ベン・メイブリー×内藤秀明
「英国内でスールシャールはものすごく過小評価されている」
●第3章 欧州参戦を狙う第2集団
奇跡の優勝から5年。今やBIG6と双璧をなす
レスター・シティ
進撃の巨漢と良将デイビッド・モイーズ
ウェストハム・ユナイテッド
3つ星シェフの華麗なるやりくり
エバートン
英国系強烈アタッカー陣を擁し古豪復活なるか?
アストンビラ
敏腕代理人メンデスによるポルトガル化が止まらない
ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
レッドブル流でプレミアリーグを席捲
サウサンプトン
特別対談
日本代表FW 岡崎慎司×内藤秀明
「プレミアの試合はまるでジェットコースターに乗っているよう」
●第4章 上位対策に燃える中位陣の試行錯誤
ビエルサ流?変態サッカー?で久々のプレミアに挑む
リーズ・ユナイテッド
老将が築く強固な守備ブロックと超絶ドリブラーたちの融合
クリスタルパレス
個性派オーナーと魔法使いの大冒険
ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン
戦術へのアンチテーゼ。個の力だけで勝ち点を荒稼ぎ
ニューカッスル・ユナイテッド
不器用すぎるほど愚直に戦う魂のサッカー
バーンリー
十分に力のあるハイレベルな残留争い
フラム、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、シェフィールド・ユナイテッド
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