- ローソン躍進の年、4気筒NSRを駆るスペンサーには試練!
ケニー・ロバーツが引退となり、マールボロ・ヤマハのエースとなったエディ・ローソンはチーム・メイトのバージニオ・フェラーリとの2台体制となった。
一方のホンダはディフェンディング・チャンピオンのフレディ・スペンサー、ランディ・マモラ、レイモン・ロッシュそして片山敬済という布陣だった。
ホンダのニューマシンであるV型4気筒のNSR500のデビューイヤーだったが、開幕戦の初日にスペンサーは、カーボン製のリヤホイールが破損し転倒負傷で欠場となってしまう。
第2戦では最速を見せつけるものの、英米マッチレースで転倒し足首の骨折で第3戦も欠場。他にもNSRの不調により3気筒NS500の再登場などなかなか安定しないシーズンとなっていた。
対するローソンはステディなライディングで確実にポイントを稼ぎ、自身にとって初タイトル獲得となった。
その他スズキワークス撤退により最終モデルを駆けることになったフランコ・ウンチーニやバリー・シーン、市販マシンのRS500を駆りながら健闘するワイン・ガードナーの活躍などが見どころのシーズンとなっている。
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